清里で「大家族ごっこ 2016」に行ってきた!

清里で「大家族ごっこ」

核家族が増えている中、ごっこで大家族を味わってみたい。という感じで行ってみました。カミさん、娘(3歳)と一緒に清里へ。

大家族ごっことは

「こども環境会議」主催のワークショップ。「こども環境会議」理事はダイアログ・イン・ザ・ダークで知られる志村季世恵さん。

【こども環境会議】

大家族ごっこ | Dialogue japan society

清里の清泉寮に一泊して、いろんな人たちと大家族になる、という。一泊の間に、いろんなことがあったので、時系列にてご紹介。

なお、我が家は清泉寮に前泊。あらかじめ一泊して周囲の予備知識を仕入れることができたので、落ち着いて参加できた気がします。

自己紹介

13時、集まったのは3歳から67歳までの約40人。まずは車座になって、手短に自己紹介。私はいつものデジカメNEX–5N+Sonnar T* E 24mm f/1.8 ZAを手に写真撮影が趣味であることを明かし、「どうしても撮られたくない人は……逃げて下さい」と自己紹介。

ブログ等公開される場所には顔の写っていないものを使いますと伝えたので、このブログに公開されている写真は参加者の顔のないもの。

大家族ごっこ2016

娘は後ろにいる母親に促されつつ「(本名)です!」「3歳です」と大きな声でハキハキと自己紹介。さすが、保育園でも随一の舞台強さを見せつけました。このまま思春期をくぐり抜けられたら大物になるなァ……。

さんぽ

大家族ごっこ2016

自己紹介の後、みんなで散歩にでかける。 緩く4つのグループに分かれて森の中の小路を散策。森の中の少し開けた場所で、葉っぱの色や水のことを話す。小さな流れを横切る橋の上で立ち止まって、目をつぶって上流と下流、どちらがより気持ちいいか感じる。

大家族ごっこ2016

娘は松ぼっくりを拾ったり、楽しんでいる模様。

大家族ごっこ2016 大家族ごっこ2016

牧草地の脇を抜け、「清泉寮 ジャージー・ハット」というレストラン&ショップな施設まで。

大家族ごっこ2016

ここにはいくつか遊具があるほか、入り口近くの木のところに、3人乗りのブランコがあって子供たち大喜び。

ジャージーハット入り口のベンチに座っているかかしは「ジョン」と「子ジョン」の名札をつけている。

歩いて清泉寮に戻る。ここが坂道でなかなか(汗)

大家族ごっこ2016

ソフトクリーム

清泉寮付属のショップでソフトクリーム。お土産と軽食が併設になっていて、ハンバーガーなども食べられる。

大家族ごっこ2016

うちの子は実は昨日、お昼寝でソフトクリーム屋を通り過ぎてしまったので、今朝ソフトクリームを食べたばかり。一日のうちに2アイスクリームなんて多すぎる!と言いながらも食べさせてしまう甘やかし両親。

大家族ごっこ2016

ショップの前には足湯もあり。温泉でポカポカ。娘はかくれんぼしながら楽しむ。

大家族ごっこ2016

夕食

清泉寮新館のレストランで夕食。

ナイトハイク

夜の森を体験する「ナイトハイク」に挑戦。レンジャーの方が二人、説明に来てくれていた。

大家族ごっこ2016

子供向けのコースと大人向けのコースに分かれる。子供向けのコースは一応暗がりが怖い子供に配慮されているとのこと。

うちの娘はまだ3歳なので、子供向けのコースに家族3人で参加することにする。

大家族ごっこ2016

レンジャーの方にいろんな知識を教えてもらいながら歩く。森の手前で、よもぎをみつける。虫刺されに効果があるらしい。クローバーは夜になると葉っぱを閉じて眠るのだそうだ。

清里の森にいる動物たちを教えてもらう。りす、やまね、もぐら、きつね、てん、などがいるらしい。もぐらは4時間周期で生活していて昼夜関係なし。りすは昼行性で昼間に活動する。それ以外はすべて夜行性。

大家族ごっこ2016

レンジャーの方が、小路にぬいぐるみ5種類を隠すので、見つけてみてください、という。きつね、ねずみ、てん、ふくろう、やまね。それぞれの生活圏に合わせて置いてくれたので、生活の様子がわかりやすい。

やまねは木の枝につかまって樹上生活をしていて、この辺りのやまねは枝に逆さまにぶら下がったりしている。

大家族ごっこ2016

ねずみは木の根元にある、別の動物が掘った穴を流用して生活している。

きつね、ふくろう、てんは小動物を狙う。きつねは足音を立てずに歩くのが得意で、狩りの名人。てんは木登りが上手で、やまねを狙っている。

大家族ごっこ2016

子供たちも大騒ぎしながら動物のぬいぐるみを探していた。

草っ原は夜露でぬれていた。みんなで森に入る。赤いライトの方が動物を驚かさないとのことで、3本の赤いライトを頼りに入っていく。

音を立てずに歩くきつね歩きを教わった。つまさきから足の外側に体重を掛けながら、さっと抜く。みんなできつね歩きをしながら、息を殺して歩く。森は本当に暗く、ライトがないと何も見えない。方向もわからない。かすかな光で白黒を見分ける。

娘は怖がるかと思ったが、意外と怖がらない。周囲の空気を読むタイプなので、みんなが歩いている間は我慢しているのだろう。

森の中でライトを消して、まっくらな森を体験する。暗いところでは色が見えない。動物たちは音や匂いで視角を補っているのだという。

広場に戻る途中、子供たちの一人が土の中でぼんやり光るものを見つけた。土ホタル? 幼虫で発光する虫がいるらしい。よくよく見るとたくさんいるようだ。

森の入り口に戻り、持って来たシートを広げて寝そべり、空の星を見る。森の中で目が暗闇に慣れたので、星がたくさん見える(暗順応はかなり時間がかかるのだ)。寝そべったまま、娘が語る星座の話を聞く。あれこれ星をつないで話している。ストーリーテラーとしても優秀だ。

しばらく星を見た後、みんなで帰投。最後にレンジャーの方にご挨拶したら「しのちゃん、よくがんばったね」と誉めてくれた。

大家族ごっこ2016

暖炉トーク

お風呂に順番に入りながら、ホールで駄弁る。暖炉に薪で火をいれる。 私はカミさんと娘が風呂から上がってきたタイミングで辞して寝た。

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朝のワーク

朝6時20分からワーク。少し身体を動かした後、裸足になって土の上を歩く。土の上を黙って静かに歩くよりも、EPOの「DANCE」の方が私の性に合う。

大家族ごっこ2016

踊れ命よ 時の限りに
土の上に風はやさしく吹いて
気高き未来の種を運ぶ

本館の前に戻ったら、富士山がよく見えた。本館前のポール・ラッシュ像は富士山の方向を見ている、ということにこの時気づいた。

大家族ごっこ2016

朝食

新館のホールにて。ビュッフェ形式でソーセージやスクランブルエッグなど。豪勢で満足。

大家族ごっこ2016

新館のホールから外を歩いて本館に戻る。途中にはタンポポや野の草花がたくさん咲いている。

大家族ごっこ2016

ハーブガーデンもあって、写真を撮るのになかなか良い。

大家族ごっこ2016

困っていることのワークショップ

グループに分かれて「困っていること」を語り合う。その後、グループから各一人「助けてあげたい」という人を拠出する。全体に「なぜその人を助けたいと思うか」を共有し、グループ同士で「どうしたらその人が励まされ、元気になるか」ということを主眼に贈り物を考える。

大家族ごっこ2016

贈り物としては、ハグや草花が多かった。大事なのは、応援する気持ち、それを伝えること。

私としては少々物足りない気もした。むろん、これが一般的なカウンセリングであれば問題を解決しようとしない、本人に解決の能力があると考える、というのはわかる。一方で、これが大家族なのだとしたら、それで家族かなぁ、という気もする。まぁ「ごっこ」だからな……うかつに解決しようとすると大変すぎる、というのはわかっているんだけど。

昼食

新館のホールにて。午前のワークがおしたので12:20頃に食堂に着いたのだけれど、13時から結婚披露宴の祝宴があるとのことでやや急いで食べる。笑顔で応対してくれたフロアスタッフは素晴らしい。

大家族ごっこ2016

自由時間

清泉寮近くで散策。結婚披露宴が屋外で催されており、娘が見たがるのでギリギリまで近づいて見させてもらったり。

大家族ごっこ2016

天気は上々。まことに気持ちいい。カミさんは草原でうとうとしていた。

大家族ごっこ2016

振り返りのワーク

チームに分かれて、模造紙に各自の感じたこと、忘れたくないことを書いて発表する。

大家族ごっこ2016

私が一番気に入ったのは、きつね歩き。音を立てずに森の中を歩いたこと。夜の森。あとジャージー牛乳が美味しくて、コーヒーによく合っていた。

娘は売店をのぞいて、「飴が欲しい」と言い出す。瓶にいっぱい詰め込んで購入。

大家族ごっこ2016

解散

清泉寮の送迎バスによって清里駅まで。

大家族ごっこ2016

まとめ

他の方のお顔の入った写真は公開しません、とお約束した手前、写真だけ見るとなんだか核家族旅行みたいだけれど、実際には40名の方とご一緒して、他の方も最年少のうちの娘を可愛がって下さり、大家族気分でした。

昨年は夏休み期間中で子供が多かったこともあり、もう少し子供向けのコンテンツが多かったらしい。今年は比較的ワークショップらしい内容だった。大家族的なアクティビティを楽しみにしていた私としては少々残念。個人的には何にも考えずに楽しめる方が好きだけれど、カミさんはこういうのが好きなようで、まぁ一長一短といったところか。

娘は自然を満喫していろんな人に可愛がってもらって、満足げ。

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