鉄道博物館(てっぱく)へ遊びに行ってきた!

娘と一緒に、大宮から一駅の「鉄道博物館」へ行ってきたので、そのレポート。親子でとっても盛り上がりました。

なお、本稿では「鉄道愛」を表す略語として「鉄」の表記を用いております。

入る前から「鉄」の香りでGo!

大宮からニューシャトルで一駅。「鉄道博物館(大成)」駅で降りると、駅直結で鉄道博物館がある。

動輪が設置されていて、娘は「ナニコレ」とか言っている。これは機関車の横についてるタイヤだよ、と教える。

動輪

動輪

床のタイルには特急の時刻表らしきものが埋め込まれており、ひしひしと「鉄」を感じる。乗り鉄の人たち、こういうの大好きだもんねェ……。

床のタイルは時刻表

鉄道博物館の入口近くには、列車の切断モデルが置いてあった。修学旅行電車「なかよし」号とある。

なかよし号の前で撮影

缶入りの飲み物(ペットボトル? 何だいそいつは?)が普及していなかった頃、駅で水飲み場に行かなくていいように修学旅行電車では飲料水タンクを据え付けてこれに対応していたとのこと。やかんで給水していたという。

娘はこの電車のカットモデルを見ただけでテンションが上がってしまい、早速「おとたまも座って」と席を勧める。ねえ、まだ、てっぱくは、始まってもいないんだよ(苦笑)

なかよし号ではしゃぐ娘

なかよし号ではしゃぐ娘

「なかよし」号に未練がましい娘を引っ張って入口の方へ。

機関車「ヴァレンタイン」号?

入口の機関車D51(いわゆるデゴイチ)の前で撮影。こういう黒いものと一緒に撮影する時のポイントは、明るさをうまく調節すること。黒い車体のディテールを残しつつ顔もきれいに見える明るさがベスト。無理だったら、後でコントラストを少し下げてやるといいかも。

バレンタインのキャンペーン中。

D51の前でも撮影

Suica でGo!(切符はお一人様一枚ずつ)

やっと入場券売り場へ。

てっぱくの入口でも撮影

入場券は、Suicaなどの交通系電子マネーのカードを登録すればそのまま入ることができる。ただし一人1枚ずつなので、自分のカードを持ってない娘はそのままでは入れない。そういう時のために、仮ICカードを貸してくれる。

入場券としての仮ICカード

帰りに回収されちゃうのが残念だけど、まぁお持ち帰りにするとそれだけでけっこう経費になっちゃうだろうしなぁ。娘のためにに1枚、仮カードを借りる。

ただし、Suicaを使った場合でも、オートチャージはされてないみたい。中でSuicaで買い物をする場合はご注意。

メインエントランスにもナンバープレートが設置されていたり、「鉄」にあふれている。

機関車のナンバープレートらしきものが床下にある

娘はモノレールの模型のボタンを押すのに忙しい。お父さんはここでロッカーに荷物を預けるため忙しい。

モノレールの模型。ボタンを押すと動く

ICカード、娘は意外と危なげなく、ぴっと通過。

ICカードでピッとタッチする娘

食堂車メニューでGo!

中に入ってすぐ、「日本食堂」がある。そういえば、家を出るのに手間取ったからもう11時だし、お父さん意外とお腹空いたな……ぐう。娘は新幹線の器に入った「お子様カレー」に視線釘付け。最近この子はこの手の器ブームみたい。

空腹なのかレストランに吸い寄せられる娘

お父さんは「懐かしの駅食堂のハンバーグライス」と「懐かしの食堂車のカツカレー(この「カツカレー」という料理は列車食堂により、日本全国に広まったといわれております。)」で迷って、ハンバーグライス。

ハンバーグ。

待ち行列の間に、娘はちゃっかりソフトクリームのポスターを見つけて「あの新幹線に乗ってるカレーと、ピンクのアイスクリーム食べたい!」と言いだした。料理と一緒にソフトクリームが来ても困るので、注文する時に「ソフトクリームは後で追加していいですか?」と尋ねたら、ソフトクリーム引換券をくれるので、注文は料理と同時でも、食後のタイミングでもらえるとのこと。よく考えられている。

ソフトクリーム発見。

混雑していることもあり、席は自由には選べない。幸い、窓際の気持ちいい席に座ることができた。

ゆっくりご飯を食べて、良い気分。娘もご機嫌。

カレーを食べる娘。カップケーキはお父さんにくれた

ソフトクリーム美味しいらしい。

なお待ち行列の間に何かちょっと雰囲気にそぐわない美少女イラストのポスターを見かけて、どんなゲームだか調べてみたら「交通系ICカードに宿ったつくもがみ(美少女)を育てる」すごろく的なゲームらしい。こりゃあ「鉄」を具現化したようなゲームだなぁ。

CAPCOM:めがみめぐり 公式サイト

ショップでGo!

近くにあるという理由だけでミュージアムショップをのぞいてしまう。まだ何の展示も見ていない。いったい何しに来たんだ。

店内ではてっぱくグッズ、電車グッズが満載。エコロジーバッグとかかわいい。SUICAペンギングッズもあるぞ。 そしておもちゃがたくさんある。子供たちは興味津々。

パネルワールド走る!新幹線E5系はやぶさ

ああこれ、増田屋コーポレーションさんが作ってるんだ。昔編集だった頃に、一度だけ行った。プレステのパズルゲーム出してたなぁ、たしか。

JR発車音目覚まし時計もあった。子供は音が出るものが大好き。

駅名ストラップがあったので、地元駅ないだろうと高をくくっていたらあった! そうか、埼京線は比較的近いから、ちゃんとあるのか……気がついたら買っていた。

鉄道博物館(てっぱく) 駅名ストラップ

そしてつい気が緩んで埼京線クリアフォルダまで買ってしまう。なんか話題になるかなと思ってさ……

鉄道博物館(てっぱく)埼京線クリアフォルダ

店内でプラレールの実演とかやっており、娘は操作して楽しいみたい。

シミュレーターでGo! 電車でGo!

何か面白そうなシミュレーターエリアがあった。娘は「運転したーい!」とやる気満々。

車体そっくりのカットモデルと運転席に、電車でGo!的なシミュレーターが設定されている。巨大なスクリーンで臨場感たっぷり、映像は実写ベースな模様。これ速度に合わせて再生できんの、すごいな。

列車シミュレーター

D51だけは整理券制で、既に当日分売り切れ。京浜東北線はメンテナンス中。山手線と 高崎線が稼動中。でも30分くらい待つ行列。娘はワクワクしながら待っている。

一駅交代で運転士交代ということになっている。操作方法は右手前方の壁に書いてあるんだけど、機器の裏に隠れて見落としがち。

インストラクションは隠れて見づらい位置にある

娘運転士は行田→熊谷を担当することになった。「お父さんは教えるだけね。運転は私がする」とやたら自信たっぷり。

鉄道シミュレーターで運転士の娘

結果的に、すごい精度でピタリと停める。すごい。

なんなの初回にしてこの精度。

娘「もう一回したい!」父「ええーー!」また30分待つの? 何度も説得したが「やだ」「もう一回したい」「やだー」「やだやだ」娘がそんなに執着するのも珍しい。仕方なく再度並ぶ。

ここにも運転の仕方書いてあった。気づかなかった…

今度は 吹上→行田 間を担当。

2回目はほんとに父は助言だけ

またしてもピタリ。うちの娘はニュータイプなの? 生まれながらの運転士なの?

ピタリ。

ちなみに、父は日本でもだいぶ早く『電車でGo!』遊んだ一人。メディア向け発表会でプレイしたから。その時には、全然停められなかったよ……一方同行したカメラマンがピタリとめたので「すげえ」と驚いたら「撮り鉄だから」との返事をもらったのも懐かしい。

めっちゃ得意げな運転士さん。

運転士すごい!

休憩でGo!

ヒストリーエリアの実物(大?)展示を見る。なんとなく照明の具合が『銀河鉄道999』っぽい。

あれこれいじる娘

疲れたのか、途中から娘がぐずり始めた。休憩できる場所を探す。よく見るとあちこちに「お食事できる休憩場所」マップがあって親切。

お食事できる休憩場所のご案内

パークゾーンにある「フレンドリートレインへ」。ここは持ち込みの食事などもとることができる。幸い、ボックス席空いてた。お菓子とジュースを召し上がる。

車両の中で休憩できるフレンドリートレイン

じゃがりこで元気になった娘

窓の外には駅弁屋さんもあり。
メニュー情報|駅弁屋(鉄道博物館内)|駅弁|NRE 株式会社日本レストランエンタプライズ
後で調べたら、駅弁も電車のパッケージに入っているのあるね。日本食堂の器は陶器だし持ち帰りできないけど、こっちは持ち帰りだから、こっちの方が喜んだかなぁ(持ち帰って置き場に困るパターンだけど)

駅弁屋さんはフレンドリートレインの目の前。ランチトレイン前にも

フレンドリートレインからふと窓の外を見ると、新幹線……いや、小さい? ミニシャトルの発着地になっていたことに気づいてなかった。娘が乗りたがるので行ってみる。

おや! 小さな新幹線!

ミニシャトルでGo!

ホームに滑り込んでくる新幹線ミニシャトル

意外と混んでないしすぐ乗れるかも…という期待空しく、先発を見送って次発を待つ。15分ほどの間隔で運行中。ミニシャトルは10号車まであり、一つの車両は2人席+4人席で構成されている。係員さんが人数に合わせて席を割り振るので、自由選択ではない。

大人は中では立てないサイズ。かがんで乗り込む

とはいえ、ノースウィングの先端まで「歩いて3分」の距離を走るミニシャトルなので、乗るとすぐ到着。「なんですぐ着いちゃうの?」と娘は不満げ。

ノースウィングから歩いて帰る。ノースウィングにあるミニ運転列車はもう整理券売り切れだとのこと。まだまだ見てないものはたくさんあるんだけど、もう疲れちゃったし(お父さんが)、今日はおうちへGo!

今度は乗りたいミニ運転列車

理想のコース案

見られてないものがまだたくさんあるけれど、次回こうしたらいいかな……と思える理想のコース案。

企画展ページをチェック。
企画展・イベント|鉄道博物館 – THE RAILWAY MUSEUM –

フロアマップもチェック。
フロアマップ|鉄道博物館 – THE RAILWAY MUSEUM –

食事の選択肢を考えておく。
館内施設案内|鉄道博物館 – THE RAILWAY MUSEUM –
レストランは2カ所あるけれど、駅弁買って休憩場所で食べるのもいいよねぇ……。

イベントがいくつかあるので、それを念頭に。

  • 土日11:00@ヒストリーゾーン:音で旅する新幹線
  • 毎日12:00・15:00@ヒストリーゾーン:転車台の回転
  • 12:00、13:00、14:00、15:00:ノースウィング・鉄博ホール:「列車大行進2016鉄博バージョン」上映
  • 毎日13:30@ヒストリーゾーン:マレー式蒸気機関車の動輪回転実演
  • 毎日14:00@ヒストリーゾーン:200系新幹線の連結器を見てみよう

そして是非やりたい列車シミュレーター。

まず来場したらすぐD51列車シミュレーターの整理券と、ミニ運転列車の整理券があるかどうかチェックするといい。その後、それを中心に検討する。12時に転車台の回転を見た後はおそらくレストランが混み合うので、すぐ昼食をとるか、逆に早めに昼食をとってから転車台実演を見た方がいいかも。

意外と盛りだくさんで、子連れで一日で全部回りきるのは難しそう。

思った以上に盛り上がるてっぱくへGo!

最後にエントランスホールの顔出しパネルで撮影。

てっぱくはなかなか充実していて、親子でけっこう盛り上がった。列車シミュレーターは待つだけの価値はある。鉄道好きが心躍らせるであろうヒストリーゾーンは娘にとってはわかりづらくてつまんなかったみたい。うーん、実演とか見られたらまた違うのかな。

機会があれば、また行ってみたいと思う博物館でした。

イベント情報

  • 名称鉄道博物館(てっぱく)
  • 料金一般 1,000円 小・中・高校生 500円 幼児(3歳以上未就学児) 200円
  • 休館日 週火曜日および年末年始
  • 対象年齢 3〜6歳 / 小学校1〜3年生 / 小学校4〜6年生
  • 住所 〒330-0852 埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番
  • 最寄り駅 JR大宮駅よりニューシャトル「鉄道博物館(大成)駅」下車、徒歩1分
  • 赤羽からの所要時間30分
  • 営業時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
  • 電話番号048-651-0088
  • 幼児OK
  • キッズメニューあり
  • 子供用食器 / 子供用椅子あり
  • 参考URL鉄道博物館 – THE RAILWAY MUSEUM –

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