「チェコ絵本とアニメーションの世界」@目黒区美術館
目黒区美術館で行われていた「チェコアニメと絵本」展。古典的なチェコの絵本から、近年の人気チェコアニメーションまでを展示したもの。
メインのお目当てはもちろんジョゼフ・チャペック。有名な作家カレル・チャペックの兄で『園芸家12ヶ月』では挿絵を付けている。この人、時々、描線が安西水丸さんに似ているような気がするんだけど。逆か。安西水丸氏がジョゼフ・チャペックに似てるのか。他人のそら似かな。
それ以外にも面白そうな絵本がたくさんあったが、チェコ語で当然読めない。美術館には絵本コーナーが設けられていて、日本語訳が出ているものについては座って読めるようになっていた。
映像コーナーで見た『第七天』という絵本が、ロケットを題材にしているらしく、タイトルと相まって読んでみたかったのだが、日本語訳は見当たらなかった。検索してみたけど、全然見つからない。一期一会を逃したような気がする。作家名くらいメモっとくべきだったなー。
「チェコ絵本とアニメーションの世界」は4月8日まで。
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
月曜休館(ただし、2月12日(月・祝)は開館、2月13日(火)休館)
一般800(600)円/大学生700(500)円/高校生・65歳以上500(300)円
小中生無料/チェコ・パス(会期中何度でもご覧いただけます)1200円
( )内は20名以上の団体 障害者は半額
2016-03-17(木)追記
『第七天(V sedmem nebi)』を描いたのは、ウラジミール・フカという人物らしい。
Vladimir Fuka ヴラジミール・フカ 「V sedmem nebi」1964年 – チェコの絵本CEDOK bookstore
テキストはイジー・コラーシュ、イラストはヴラジミール・フカ。そしてタイポグラフィなどのグラフィック編集はオルドジーフ・フラヴサ
とっておきのチェコ絵本100 オススメの絵本のご紹介:チェドック浅草|浅草の東欧雑貨店CEDOKzakkastore(チェドックザッカストア)のブログ
「V sedmem nebi」直訳すると「第七天」会話の中ではまるで別世界のようだ、
というような意味合いで使われるらしいです。
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