煮えたかどうだか、見せてやろうじゃねぇか!――『あぶくたった』さいとうしのぶ
「煮えたかどうだか」というフレーズを聞くとなぜかいきり立ってしまうもがみさんです。
絵本自体はまったく全然いきり立つ要素はなくて、平穏無事っていうか、ねずみの一家が汁粉煮て美味しい、おかわり! という内容です。むしろ平穏無事すぎて物足りない。わらべうたの「あぶくたった」ってもうちょっと猟奇的なストーリーじゃなかったっけ。ちょっと怖いよね。
絵柄はちょっぴりノスタルジック。昭和の日本に暮らすねずみ一家を思わせます。うちの娘(1歳8ヶ月)は、父親がかけているせいか眼鏡に対する興味が著しく、じいちゃんねずみ、ばあちゃんねずみが登場する場面で「め(眼鏡)!」と大騒ぎをします。そのせいってわけじゃないだろうけど、好きな絵本の一つ。
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