保育園の連絡帳の書き方と実例をライターが考えました。実物の画像あり
カミさんから「保育園の連絡帳の書き方を記事にしたらいいじゃない」と言われた。そんな需要があるのかしら……と思って検索してみたら、意外とあるらしい。
成ル程。私は文章を書くのが得意な方だし、比較的好きなので、あまり苦労せずに書いている……といっても何もない日があることはあるが。しかしカミさんによれば、ママ会の集まりなどでは「連絡帳を書くのがツライ」「連絡帳を書くのが苦手」という層が一定数いるのだそうだ。
私が連絡帳に書いている内容は比較的ウケ狙いで、美人の保育園の先生たちにウケるように書くのを心がけているけれど、ママ会が求めているのはそういうことではあるまいから、そういう需要はまたパパ会からの要請時に譲るとして、今回は「書くのが苦手な人が苦労せずに毎日書くことができる」ということを目的に、連絡帳の書き方を整理してみよう。
連絡帳の目的を再確認
物事なんでも、目的を見失ってはいけない。先生たちが何を目的に連絡帳を設定しているのか、再確認しておこう。以前の一日保育士体験でも書いたけれど、先生たちが毎日一番気に掛けているのは「子供たちの健康と安全」。なので、健康と安全に関わる事項は、できるだけ書くようにしたい。子供は毎日体調が違うし、それに合わせてできることも変化する。
次に、子供の話を理解したいというニーズがある。子供たちはいろんな話を先生たちにする。しかし2歳児辺りだとお喋りの上手さにも個体差があるし、舌足らずなこともある。また、歌っている歌がわからなかったりする。連絡帳に「昨日~を観ました」とか「最近~がお気に入りです」とあれば、先生たちも「ああ! アレのことね!」とわかる。あるいは「昨日~~したの?」と話を振ることもできる。
主にこの2つが目的だと思う。この2つを満たすことを考えよう。それ以外のことは、余裕があったら書けばいい。逆にこの2つさえ満たしていれば、欄が白くても、別にかまわないわけだ。
健康と安全
子供の体調について、簡潔に書く。選択肢は以下。
- 今日の体調:[元気 / 睡眠不足 / 咳が出ます / 鼻水が出ます]。
- 体調不良の場合、(体温が書く欄があっても)熱がないなら「熱はありません」と書き添える。
- 前日に保育園でぶつけたりしたところがあった場合、「○○の件は、自宅では異常ありませんでした」など経過を報告する
話題
- 保育園からの帰り道の出来事
- 子供が食べた夕食の中身
- 子供が読んだ絵本
- 子供が行った場所 (そこで何をしたか)
- 子供に大人が話したこと 、子供が大人に話したこと
- 子供ができるようになったこと
- 子供がやりたがること
- 子供がやりたがらないこと
コツ
事件が起きた瞬間に書く、少なくともメモする
朝になって「昨日何があったかなぁ」と考えるとこれは気が重い。人間って、思い出して書く、というのは基本的に得意ではない。
手帳を居間の目に付くところに置いておいて、子供のことで笑ったり、面白かったり、子供が大喜びしたり……ということがあったらすぐ書けるようにしておけば、心の負担が大幅に減る。
何かあったらスマートフォンで写真に撮っておいて朝見返すというのもいい。私はもともとスマートフォンにメモるクセがあるので、子供のことをメモするのもかなり実践している。
人称を固定する
これはつまり、「私」とか「娘」とか「母」とか「祖母」とかが誰を指しているのか、明確にするということだ。娘にとっての祖母は私の母なのだが、こうした単語が乱立すると保育園の先生にはわかりづらくなる。
日本は文化的に「最弱者の立場に人称を合わせる」という習慣があるという。つまり子供のいない夫婦では「お義父さん」と呼んでいたのに、子供が生まれたとたん、人称が子供の目線になって「おじいちゃん」と呼ぶようになる、というのだ。
私はこの基準を採用し、常に娘を基準にして人称を使うようにしている。じーじ、ばーばのような幼児語をあえて使うと娘視点であることがわかりやすい。
参考サイト
参考にいくつか検索上位のサイトなど。
アスキーで育児関連の記事を書いている盛田さん。保育室の先生に訊いたら「普段と違うことがあったこと」を書いて欲しいとのことでした。
→ASCII.jp:保育園の連絡帳に何を書く?|盛田 諒の「ほぼほぼ育児」
「お母様たちはお忙しいのは保育士もよく分かっていますよ。」という元保育士さんからのコメントはなるほどー、と思った。
→保育園での連絡帳・連絡ノートについて – 保育士インタビューpart2 | 保育の求人あるある | セントスタッフ運営の保育求人サイト
→保育士のための“連絡帳“の書き方~伝わりやすくするコツ~ | 保育のお仕事レポート
→保育園の連絡帳、みなさんはどんなことを書いていますか? – 妊娠 締切済 | 教えて!goo
→書き方が分からない…ではもったいない!保育園の連絡帳フル活用法 | MARCH(マーチ)
→連絡事項だけじゃない、保育園の連絡帳活用のコツ [保育園・保育所] All About
→保護者と保育士をつなぐ連絡帳 書き方のポイント | 保育Rプラス
実例 私が書いた連絡帳
先に書いたように、私が連絡帳に書いている内容は比較的ウケ狙いだけれどもまぁそういう事例などご紹介しておこう。
食事
娘の食事の時の動作について描写しています。別にどうってことないんですけどね。
これも卵。
夜のうちに書けず朝に書かなきゃならない時には、朝食中ずっと気をつけて娘を観察していました。
流行り
娘がハマった動画、東京ハイジ「はみがきのうた」について。後半は、健康状態と指示ですね。
関係ありませんが、この頃私は「機嫌」を「気嫌」と間違えて書いていました……。
やっぱトトロは大好きです。
お布団でのおしゃべり
娘とお布団で話したことなど。
言葉について
日々変わる言葉使いは、いいネタになります。
急に大人っぽい話し方する時ありますよね。
割とこの頃はまだ「ごぜえます」みたいな口調になっていた気がします。
親として自分の口調を反省することもありますよね。この時期の反省から「ヤバイ」を使わず「大変大変」を使うように気をつけています。
「デキナイヨ マダネ」ってのも可愛いですね。
なんかちょっと泣けますね。
遊び
一緒に遊んだら、先生にご報告。
カード遊び、子供は覚えるスピードが早いので成長を実感できていいです。
変身してほしい〜。
成長
ご飯を食べるモチベーションになるように、栄養のこととか、かみ砕いて話していました。
ささやかなことでも、できるようになると嬉しいですね。
将来のこと
将来のこととか書くのも面白いですよ。先生もけっこうノってきて盛り上がる時もあります。
この頃は、父が「歌って踊れるセンターを目指します」と吹いて回っていました。これは結構先生にウケました。
まとめ
というようなことを私は書いておりました。3歳児になってこういう連絡帳が廃止になったので、今は逆に懐かしいというか、こんなに記録あってよかったな……という感じです。精一杯、成長の過程をブログに残すようにはしてるんですけどね。
皆様の参考になれば幸いです。
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