カミさんが電動子供乗せ自転車を買うのにつきあった
娘を保育園に送り迎えするのに、ずっとベビーカーでしのいできたのだけれど、歩いて15分というのが一刻一秒を争う日もあるもので、チャイルドシート付の電動自転車を検討することにしました。
夫婦で雁首揃えて 秋葉原のヨドバシカメラの自転車売り場 (ヨドバシカメラ新宿には自転車売り場がなかった)に赴き、店員にあれこれ訊いてきました。カミさんはそれ以前に情報収集を済ませていたようで、曖昧な根拠(と私には思えるのですが)でパナソニックに絞り込んでいました。まぁ私も格段反対する理由もないし、徒に選択肢を増やしても面倒が増えるだけなので、黙ってパナソニックを検討しました。
店員は、量販店の店員らしく早口でせわしなかったですが、中身はしっかりしていて、自転車のことをよく研究していて意見が明快でした。以下に電動子供乗せ自転車を買うにあたっての検討項目をメモしておきます。
大きく分けて、 「3人乗り設計の小径車にする」「一般車にチャイルドシートを追加する」 という2つの選択肢がありそうです。
タイヤ径
3人乗り設計自転車は20インチの比較的小さなタイヤ径のものが多いです。これは低重心にした方が安定感があること、子供の上げ下げがしやすいことと影響します。一方で、一般車、たとえば26インチ径のものは一漕ぎあたりの進む距離が長いので、漕ぐ回数は少なくて済みます。また、段差などを越える場合もタイヤ径が大きい方がスムーズです。
子どもの上げ下げ
低い身長の人ほど影響を受けます。10〜15cmくらい変わる模様。うちのカミさんは比較的身長が高い(165cmくらい)のであまり考慮しなくていいようです。
追記)娘が大きく重くなるにつれ、けっこうこの部分の比重は大きくなると感じました。重い娘を降ろすのは、なかなか苦労します。そのうち自分で飛び降りるようになるかもしれませんが……。それはそれで怖いです。
安定性
自転車から降りて手で押す時に小径低重心の方がよろけにくく踏ん張りが利くそうです。また子供が上で暴れても倒れにくいというのもあるかもしれません。
センサー内蔵
電動自転車は電動アシストに必要なタイヤの動きをセンサーで拾っているのですが、これが前輪軸の外側に付いており、自転車置き場の支えにぶつけて破損するケースが多い、とのこと。破損するとアシストが効かなくなるので、けっこう重傷です。Panasonicの最新機種の一部はセンサーをスポークの内側に内蔵するようにして、破損率を大幅に下げているとのこと。これを重視するなら、選択肢はいたって限られます。
追記)その後、パナソニック以外の機種を使っている友人に聞いてみましたが、センサーが破損したことはない、とのこと。あまり神経質になる必要もないかもしれません。
チャイルドシート
前輪側につけるものは、耐荷重の関係から子供の体重が15kg程度まで、となっています。うちの子が今12kgなので、あまり前に乗せられる期間は長くありません。後輪側の方が20kgくらいまではいけるみたい。前輪側の方だとハンドルが重くなることも気になります。
前輪側に乗せるメリットとしては、子供が視界にいるので安心。
ハンドル形状
前輪側にチャイルドシートを乗せる前提の3人乗り設計では、ハンドルの形状に影響が出るものがあるそうです。脇が締まった方が運転しやすいと店員さんは言っていました。
タイヤ太さ
一部の3人乗り自転車は一般より太いタイヤを使っていて、悪路走破性や、乗り心地を高めているそうです。娘も一時期乗り心地を気にしていたので、クッションとかあってもいいかも。雨が降ると困るので自転車置き場には置いておけませんが……。
バッテリー容量
多いに越したことはありません。
乗り降り
一部の機種はサドルの前のまたぐ部分に梁があり、乗り降りがしづらい場合があります。具体的には「HYDEE.Ⅱ」というお洒落3人乗り自転車など。
結論
結局、うちのカミさんはViVi ExというPanasonicの一般車上級クラスを選ぶようです。センサー内蔵で壊れにくいというのが一番の理由。
ちなみに私が所有しているヨドバシゴールドポイントカードプラスの365日保証は、自転車には効かないそうです。な、なんと……。
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