きつねとおかみさんたちのだまし合い……『きつねのホイティ』
きつねのホイティ
空腹で人間の食べ物を狙うホイティ。まんまとだまして夕食をごちそうになった……と思ったらおかみさんたちの方が上手だった。きつねと人間のだまし合い。
あらすじ
村はずれにいていつもお腹をすかせているきつねのホイティ。ある時、洗濯物を身にまとい、旅の女の人に化けて村人の晩ご飯をもらうことに成功する……でもホントはしっぽが見えてバレバレ。村のおかみさんたちはゲラゲラ笑いながら、ホイティに夕食を振る舞う。
ところが浮かれたホイティがおかみさんたちを見下して歌っているのがおかみさんたちの耳に聞こえてしまい、おかみさんたちはカンカン。ホイティをからかって恥をかかせてやろう……ということに。
スリランカの女は頭もよけりゃ、きまえもいいのさ!(感想)
スリランカのお話。おかみさん3人がしたたかで気っ風がいい。頭もよけりゃ、きまえもいいのさ!
「ホイティ、トイティ、この俺さまは なんとまぁ頭がいいんだろ」と浮かれ踊るホイティも楽しげだし、村の暮らしの様子ものんびりと楽しげ。そして旦那さんたち無言だけど、仕事してんのかなぁ(笑)
同じ作者シビル・ウェッタシンハの作品『にげだしたひげ』も面白かった。
『きつねのホイティ (世界傑作絵本シリーズ)』
- 絵シビル ウェッタシンハ(→Sybil Wettasinghe – Wikipedia, the free encyclopediaしび)
- 翻訳松岡 享子
- 参考URL →きつねのホイティ|絵本ナビ
- うちの娘の年齢と反応時々、「♪ホイティ」とふしをつけて言う。
- パパのお気に入り度 ☆☆☆☆ 娘が賢いことをした時に「ホイティ、トイティ、この○○(娘の名前)さんは、なんとまぁ頭がいいんだろ!」と歌う。
1件の返信
[…] インドとかスリランカの話は、欧米文化とはひと味違った起伏があって面白い。動物たちがいろいろ登場して、個性的で感情豊かだ。 […]