東京おもちゃ美術館(四谷三丁目)に行ってきた!
四谷三丁目にあるという、東京おもちゃ博物館。これがあんまり面白そうなので、娘を連れて行ってみた。
旧新宿区立四谷第四小学校の校舎を利用した「四谷ひろば」の中にあります。 NPO法人日本グッド・トイ委員会が運営する美術館です。 実際に触って遊べる世界のおもちゃ、伝統的な日本のおもちゃ、心地よい手触りの木のおもちゃなど、100カ国1万5千点の展示物があります。赤ちゃんからお年寄りまでの多世代にとって、豊かな出会いと楽しみを有するミュージアムを目指しています。詳しくはこちら。 –via 東京おもちゃ美術館 – ご利用案内
なんと。これは見るからに楽しそうじゃないの。
四谷三丁目からの道のり
四谷三丁目の駅から徒歩7分。校舎っぽいといえば校舎っぽいけれど、地方の学校を出た身としては「こんなに小さいの?」と思っちゃう辺り、都会の学校校舎と言えよう。
「四谷ひろば」の門を入ってすぐ左手、建物の外にベビーカー置き場があるので、そこにベビーカーを置いて進む。
2階の入口へ進む前に。トイレは1階にしかないようなので、特に小さい子は1階で済ませておきたい。
あともう一つだけ1階でチェックしておくといいことが。「多世代交流サロン」という部屋があり、ここは誰でも自由に入っていいことになっているみたい。昼食などはここで食べて休憩するといいのでは。と、親切な館員の方に教えて頂いた。
いよいよ入館
入口でチケットを購入すると「3階の工房前の受付でワークショップの予約を受け付けていますので、まずそちらでワークショップの予定を決めてから回られるといいと思いますよ」とのアドバイスを受ける。成ル程。では左様にいたしましょう。
ワークショップは3種類あった。13時が有料300円の「くるくる童話」。あとは14時以降のもので、ぴょんぴょん跳ねる厚紙のカエルなどを作るもの。現在時刻は11時半。ちょっと考えたけれど、14時まで居るという保証もなかったので13時に予約しておいた。
さて、遊ぶかー! と最初の部屋で遊び始めた途端、お姉さんが二人、部屋を回って「11時半から2階の展示室で香港のおもちゃの説明をしまーす」と触れ回っている。ふうむ。これは行ってみるべきじゃろか。娘を促して2階の展示室へ向かう。
香港すごろく
2階の展示室はさまざまな国のおもちゃが展示されていた。展示室の中央に少しスペースがあって、靴を脱いで上がれるようになっている。香港から来たという女学生二人が、手描きのフリップを使いながら、香港とはどんなところか、説明してくれた。日本語が上手なので、日本語学科の生徒さんだろうか。
というわけでそこにいた子供4人で香港のすごろくを遊ぶ。4色の飛行機コマで四隅からスタートし、早く一周した人が勝ち。自分と同じ色のマスに乗ると、次の同色のマスまでジャンプできる。シンプルなすごろく。4人はなかなかの接戦で、うちの娘は3位。負けず嫌いの娘は「3番だけどいちばん」と言い張っていたけれど……。
おもちゃのもり
2階の「おもちゃのもり」という部屋は靴を脱いで上がる。いろんなおもちゃが置いてあって子供たちは大喜び。うちの子がけっこうはまっていたのは「播州(ばんしゅう)そろばん」の玉がわんさか入った箱。
播州そろばん(ばんしゅうそろばん)とは、兵庫県小野市を中心に製造されている兵庫県の伝統工芸品で、1976年に通商産業省(現・経済産業省)伝統的工芸品に指定された[1]。地域団体商標に登録している。 –via 播州そろばん – Wikipedia
おもちゃっていうか工芸部品なんだけど、こんだけザラザラあると壮観。手触りもいいし、なんかずーっと触っちゃう。テクスチャ素材か? ってくらいある。そろばんの枠に玉を入れたりするのもいいね。
人気があるのは木の玉を敷き詰めたプール。みんな寝そべって埋もれたりして遊ぶ。
穴に入っている芋虫のかたちをしたおもちゃを、棒でつり出す遊びとか楽しい。芋虫の頭には鉄の小片が埋め込まれていて、棒の磁石にくっついて出てくる。磁石の棒がないと絶対取り出せない。最初ちょっと焦った。
知育玩具としてよくまとまっていたのは、穴が空いた木の板を、ゴム紐とボタンで結んで組み立てるこれ。
うちの子も「おうち作る」と言って、まぁお父さんが設計するわけですが、ボタン止めるのは本人にやってもらいました。洋服のボタンを止めるときに「ボタンが穴を通ります」という言葉を呪文のように繰り返して教えているので、それを唱えたらすんなりルールを呑み込んだ模様。
「くるくる童話」を作ろう!
さて軽くご飯を食べた後、13時にワークショップ会場「おもちゃのこうぼう」へ。
少し前に「面白い」と話題になった紙コップをくるくる回す動画。あれと似ている。
こちらは紙コップに透明なプラスチックコップを重ねることでレイヤーを形成する。先生が作ったのはちゃんとお話しになっていて楽しい。
使うのは色紙、クラフトパンチとのり。まず背景となる色紙をくるりと紙コップに巻き付ける。大きな紙を使えば空が狭く地面が広くなるし、小さいのにすれば空の広い背景になる。青色にすれば海や川にもなるし。なかなか想像力をかき立てる。
父としては適当にクラフトパンチで抜いたものを組み合わせてお話しを作ろうと侮っていた。
えーとウサギ。それは立ち止まっていたウサギだけど、次は跳ねているウサギですか。チューリップ。りんご。父の好きなものを入れる? えーとクローバー(シャムロック)かな。魔女? えーと。
娘がつぎつぎ気に入った柄をパンチするので父の創作能力をオーバーした。ま、まぁなんとなく貼っておけばいいだろう……。
娘は勝手にくるくる回してお話しを語り始めた。君の方が創作能力高いかもしれないな。
時間いっぱいまでいろいろ貼り付けて娘はご満悦の様子。これは手軽にできてなかなかいいなぁ。クラフトパンチをご家庭で用意するのは難儀でしょうけれど、インクジェットプリンタでオリジナルシールを作れば、けっこう凝ったものも作れるかもね。これはオススメ。
ゴムでっぽう
昔懐かしいゴムでっぽう。娘はなかなかの命中率で、1234と的を命中させた。まぁ照準は父の仕事で娘は引き金を引くわけですけどね。
終わると割り箸でっぽうを一つもらえた。
たくさん楽器もあって、楽器好きの娘はぽこぽこ楽しんでいる。木魚、木琴、小さいジャンベとか、レインスティックまである。
木製の木(?)から木の果物を収穫したり……
「ごっこショップ」のレジでなぜか長電話していたり……
お店の品物を並べて娘が豪勢な朝食を作ってくれたり……
茶室で茶釜にお祈り?したり……
独楽(こま)で遊んだり……
と盛りだくさん。けっきょく11時半から16時の閉館まで、昼食のぞいたらフルに遊んでしまったよ! 遊びすぎてお父さん疲れた。
でも普段なかなか触れない木のおもちゃが遊びきれないほどあって、これはすごく贅沢な施設。スタッフの方たちも大変親切です。
施設情報
- 対象年齢 0〜99歳
- 住所〒160-0004東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内
- 最寄り駅四谷三丁目
- 赤羽からの所要時間40分
- 開館時間10:00~16:00 (入館は15:30まで)
- 電話番号TEL 03-5367-9601
- 公式サイト東京おもちゃ美術館
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