読書習慣を付けるには(小学校1年生の場合)
娘に読書の習慣をつけて欲しい、と思っているのですが、ここのところあまり芳しくありません。娘の仲良しのお友達は本の虫なので、比べるまいとは思ってもやはり少々焦ります。
「読書の習慣をつけるには、読み聞かせをしましょう」と育児情報には書いてあります。うちの子にも毎晩寝る前に読み聞かせをしたり、物語の音声コンテンツを聞かせたりしているのですが、カミさんは「これじゃあ足りないのかな」と増量する構え。なんとなく、そういうことではない気がします。
娘を見ていると、決して本が嫌いなわけではありません。むしろ好きなんだけど、自分で読むよりは親に読んで欲しい。それはまあ親の方が読むのが上手なので、楽しめるというのはあるでしょう。
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うちの子だとハリー・ポッターはまだ早そう。小学校1年生にちょうど読める本でめちゃめちゃ面白いって何かありますかねぇ。
子は親のするようにする
「子は親の望むようにはしない。親がするようにする」という言葉があります。
子供に「勉強しなさい」と言ってもやるようにはならないが、親が勉強している姿を見せれば勉強するようになる、という理屈です。
子供に「勉強しなさい」と言っていると子供も「勉強しなさい」と言うようになるってことですかね。
娘に読書して欲しければ、読書している姿を見せる必要があるのかもしれません。そういえば、最近、私は読書してないなぁ…。読書漬けと言われた子供時代は遠くなりにけり、社会人になってからの私はろくすっぽ読書もせずあらすじだけなぞるような生活です。これはいけません。カミさんは読書家なのですが、家にいる時間が少ないし、娘が寝てから読んでいることが多いのです。
娘と読書タイムを作りましょう。
10分だけの読書タイム
きっかけは忘れましたが、娘に「読書タイムを作ろうよ」と持ちかけて、一緒に読むことにしました。私は古い小説や、仕事の技術書です。娘は児童書『おしりたんてい』です。
どうも絵を追っているらしくあまり言葉を読んでいないようですが、まあとりあえずはよし。
10分だけ、とタイマーをかけておきました。きっかりおしまい。どうしても、という時だけ5分(しぶしぶ)延長します。
日によってカミさんがやる時もあります。
これで少しでも読書が増えるといいのですが。
「自分で読む本」を買ってあげる
娘とたまたま暇ができた時に、「自分で読む本を買いに行こう」と誘いました。
本当は父としては、自宅に本を増やしたくはありません。場所をとるからです。かといって図書館だけで本を読むのは、私には違和感があります。
私が子どもの頃には同じ本を何度も何度も読みました。そのおかげで理解できたこともあります。できれば本を繰り返し読めるようにしてあげたい。
タブレットを与えて電子書籍を買い与えられるようになるといいのですが、それはまだ少し先のこと。今は紙の本を買い与えることにします。
書店に行って選んでもらう
娘と書店に行きました。条件は
- 自分で読む。父母など誰かに読んでもらわない
- ある程度文字がある
娘から「1冊だけ?」との質問。読む気旺盛なのは歓迎すべきことです。問題は置き場所と予算ですが…一応
- 2冊以上買いたい時はお父さんに見せてから判断する
ということにしました。
娘が選んだのはやはりこれまでも読んでなじみのある『おしりたんてい』2冊。本人にしてみれば鉄板で面白いことはわかっているし、ゲーム的な側面もあるし、妥当でしょう。
私も少し売り場を見てみましたが、
- 小学校1年生に読める
- 文字主体
- 鉄板の面白さ(先を読みたくなる
となるとあまりありません。大型書店ならもう少し選択肢があるかもしれませんが……。小学校3年生以上を対象にした読み物が多いのは、やはり低学年では読む能力の限界があるからでしょうか。
『ルルとララ』のシリーズなど、絵的にもいいかな、と思ったのですが、娘の心はもう『おしりたんてい』に決まっていて、動かせませんでした。まあこれはいずれ……。
実際に読むか
実際に読むかどうか少し心配だったのですが、夜になると自分から「本を読む」と言い出して読み始めました。寝る前だったので15分だけ、と言ったのですが、30分くらい読んでいたようです。
一両日中に1冊読み終わり、2冊目に進んでいます。
読書スキル不足を解決できるか
娘を見ていて思ったのは、まだ字を読むスキルが弱いので自読できていないのかな、ということです。文章を読んでいてもたどたどしいので、頭に入ってないような気がします。
かといって読書スキルを上げる方法というと、読書しかないような気もしますし、この辺は堂々巡り。
ただ、同じ本を繰り返し読ませることで、慣れて読める部分もあるかなと思います。次々新しい本が出てくると初見で読まないといけないのでキツイ。同じ本を繰り返し読めば、反復練習で読めるようになるのでは、と。
そういう意味では、今回「自分で読む本」を持たせたことは良かったと思います。特に『おしりたんてい』は絵に隠された探しものパズルの要素もあるので、繰り返し読むのに好適。これでスキルを上げてくれたら……と思います。